マーガレット・キルガレン

Margaret Kilgallen: In the Sweet Bye and Bye

Margaret Kilgallen: In the Sweet Bye and Bye

サンフランシスコを拠点に活躍。
サンフランシスコ・サーフスケート・コミュニティに長年関わり、
一貫して題材としていたアメリカと非西欧の民間伝承に影響を受けていた。
サンフランシスコのミッション地区や北カリフォルニアの海辺の街などに見られる、
メキシコ系アメリカの商業地のような、都会の景色を鋭く観察することで、
大胆なグラフィック・アートは生まれた。
インドやアフリカでいまだに主流である、絵で表現するという外から入ってきた古い習慣を、
商業美術に置き換えたものとも言える。
作品はほとんどの場合、ペンキ用のローラーを使って大きな文字を書き、現場で即興的に作られた。
その技法で、多様なレベルで人間の機知を物語っている。
廃棄物資や寄付された塗料を使ったのは、生活費を得るためにどんな資源でも集めていた家族の過去が影響している。
ギャラリーの仕事とは別に、地域密着型のアートの共同制作に関わっていた。
惜しくも2001年にガンによる合併症で他界した。
彼女の死後は、夫であったバリー・マッギーによって回顧展が開かれ、評価が高まっている。

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男女がアートの上で、共感し理解し合っている。
バリーとマーガレットの間にはどんな感覚が在ったんやろう。


言葉には出来んけど、想像するとなんだかとても幸福だ。