子供のための哲学

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス


哲学ってのは、哲学する人にとってのマイナスを埋める、
言わば普通の人になるための作業なんやって。
子供のような丸裸の疑問。
それを持ち続け考え続けること、それが哲学なんやって。


そしてこの本は、同じような疑問を持っている人、同じ位置にいる人にしか
役に立たんし、救うことも出来ない、そして理解することも出来ない。
哲学とは本来そう言うもんだ、とそんな風なことが書いてあった。


俺は確かに救われた、と思う。
って言うか、あ、この人俺に似てる。そう思った。
もう俺が考えるのをとっくに止めたことを考え抜いて悩み抜いて
そして遥か先を歩いてる人や。
そう思った時、何だかワクワクしたし、目頭が熱くなった。